2022/04/05

FOOD

旬食材辞典|トロピカルなフルーツ「マンゴー」は美肌効果バツグン!

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心も体も喜ぶ、旬の食材を紹介していく人気連載。 
栄養素や下ごしらえのヒントなど、ビープル的役立つ情報をお届けします。今回は春の旬、「マンゴー」をピックアップ!


ー今月の旬食材ー
マンゴー
南国のフルーツ、マンゴーは、4月頃から市場に出回ります。マンゴーにはビタミンCやビタミンEが豊富に含まれているため美肌効果が抜群! 
また、カリウムにより血液がサラサラになり、動脈硬化や血栓予防が期待できます。そのほかむくみや夏バテ解消効果、免疫力アップにも効果的といわれているマンゴーは、甘くて美味しいだけでなく、女性にうれしい栄養素がたっぷりなフルーツです。


マンゴーの主な栄養素は?
ビタミンC
抗酸化作用のあるビタミンC。風邪などの病気に対する抵抗力を高めてくれます。また、シミ、シワを防ぐ働きがあるため美肌効果にも期待できます。
ビタミンE
ビタミンCと同様、抗酸化作用があるため身体の酸化を防ぐ働きがあるといわれています。酸化が原因となる老化や動脈硬化の予防が期待できます。
葉酸
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるはたらきがあります。そのため、葉酸には貧血を予防する効果が期待できます。
β-カロテン
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。そのためビタミンAと同様、粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、ドライアイや疲れ目、視力低下などのトラブル防止にも役立ちます。さらに抗酸化作用があるので、身体の酸化を防ぐのにも効果的です。
カリウム
身体に不可欠なミネラルのひとつで、血圧を正常に保つ効果があるといわれています。腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑制し、尿中の排泄を促進してくれるので、むくみ防止にも役立ちます。


マンゴーの栄養を逃さない食べ方は?
冷凍してから食べる
マンゴーは冷凍すると、細胞膜が破壊されて栄養が吸収されやすくなるとか。皮をむいて種を取り除き、食べやすい大きさに切って冷凍を。
半解凍で食べるとシャーベットのようで美味しくいただけます。ミルクやはちみつなどと合わせてスムージーにするのもおすすめ! 
酢と一緒に食べる
マンゴーに含まれるゼアキサチンは、網膜の細胞を守り、目の健康を保つ成分があります。このゼアキサチンは酢と一緒にいただくと、腸での吸収がよくなるので、酢を合わせたサラダやドレッシングにしていただくとおすすめ。


美味しいマンゴーの選び方と保存方法
<選び方>
マンゴーは他のフルーツに比べてやわらかくデリケートなので、思わぬ場所でダメージを受けている場合も。美味しいマンゴーは果皮にしわなどがなくハリがあり、傷や黒い斑点がないものを選びましょう。また、手にとってみてずっしりと重みがあり、少しベタつきがあるものが美味しい証拠です。
<保存方法>
塾してないマンゴーは常温で保存するのが基本。熟したものは、ラップに包んでフルーツキャップをかぶせて、紙袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。カットしたものはラップに包んで、冷蔵庫で保存を。ただ鮮度がすぐ落ちてしまうので、なるべく早めに食べ切りましょう。
マンゴーは果皮をむかずに平たく寝かして、ヘタのほうからナイフを入れて3枚におろします。皮をきらないように、果肉にさいの目状に切り目を入れると食べやすくなります。

そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトと混ぜたり、ゼリーやスムージー、ジュースにしたり、ドレッシングにしても美味しいマンゴー。ほどよく追熟させていただくのが、食べごろを逃さず存分に美味しくいただけます。ぜひ試してみてください。

Text by Sonomi Takeo