2022/04/01

REMEDY

生理の経血の状態、チェックしてる?血液の健康度がわかるかも!

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血液がドロドロになると、血流が悪くなりあらゆる体の不調につながります。生理の時、経血の色や特徴から健康状態がわかることも。しっかりチェックして、体のサインを見逃さないで!
 

経血がドロっとした大きな塊だったら要注意
みなさんは、生理のときに出た血の状態はチェックしてますか?
毎月の生理を観察することで、健康状態のバロメーターがわかります。
体調などの変化で、生理の状態はある程度変化するもの。しかし、色や粘度の変化が不調や病気のサインであることも多いので、しっかり観察することが大切です。 
生理の状態は、あらゆることが原因で変わっていいますが、血液の質や血管の状態があまりよくないと血流が悪くなり、生理痛が強くなったり、経血にドロっとしたレバー状の塊がたくさん混じっていたりすることが多くなる可能性があります。小さい塊の場合はあまり心配ありませんが、大きな塊の場合は注意が必要です。※症状がひどい場合は婦人科に相談して受診してください。
 
 
血液を健康にして、体の不調を改善!
女性は月経があるため、血液は出ていく量が上回り、なんとなくだるさを感じたり、貧血気味になったりと、肩こりや頭痛、倦怠感や冷え症など、体の不調につながります。さらにシミやしわ、くすみが目立つようになったり、抜け毛やぺたんこ髪などの症状が見られ、実年齢より老けて見えてしまうことも……。
生理だけでなく、何かしらの不調を感じた場合、改善すべきは血液かもしません。
 
私たちの体の血液は、体重8%を占めているといわれています。つまり、体重が50kgの人の場合、常に4ℓもの血液が流れているということ。
主な役割には、体中に栄養や酸素を届け、二酸化炭素や老廃物を運び出すこと、病原菌を退治すること、体温を調節することなどが挙げられます。そのため、健やかな血液を保つことは元気に過ごせる体づくりには欠かせません。
 
食生活の乱れなどで血液がドロドロになり、それを放置すると血管が傷つけられ、動脈硬化や血管を詰まらせる可能性も。さらに血液がスムーズに流れなくなると、体の隅々まで酸素や栄養が運搬されず、老廃物を排出する働きもうまく機能しなくなってしまうこともあります。
 
 
血液をサラサラにするにはどうすればいい?
血液の質をよくするには、血液の材料を補う食事を規則的に摂ることが大切です。
 
<血液の材料を補う栄養素>
鉄分
赤身の肉、濃い緑の野菜など
たんぱく質
魚介類、卵、大豆製品など
ビタミンB6
魚、じゃがいも、トマト、バナナ、豆類、ナッツなど
ビタミンB12
魚介類、肉、乳製品など
ビタミンC
赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちごなど
葉酸
アスパラガス、ほうれん草、ブロッコリー、レタス、芽キャベツなど
 
逆に血液をドロドロにして、血流を停滞してしまうのは、肉類、天ぷらやフライなどの揚げ物、甘いお菓子、アルコールの摂取などを過度に摂取してしまうこと。
まったくゼロにする必要はありませんが、食べすぎ、飲みすぎに注意しましょう。
 
食生活だけでなく、適度に運動することも大切。また、忙しい現代ではパーフェクトな食生活を送るのも難しいので、サプリメントなどを上手に活用していくのがおすすめです。血液サラサラを目指して、今一度生活習慣を見直してみましょう。

Text by Sonomi Takeo