2024/03/19

BEAUTY

春に肌荒れが起きやすい理由とは?

春は季節の変わり目で寒暖差が激しく、さらに冬の寒さでダメージを受け続けた肌は、バリア機能が低下した状態。春ならではの刺激が加わることで、肌荒れが起こりやすくなります。ここでは、主な原因について解説していきます。


春に肌荒れする原因
気温差により肌のバリア機能低下
春先は寒暖差が激しく、昼と夜の気温差も大きい季節。その気温差の変化に肌が対応しきれず皮脂のバランスが崩れると、バリア機能が低下して肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。
空気の乾燥
春は乾いた空気を持つ移動性高気圧により、冬のように空気が乾燥しています。冬と同じレベルで肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌が起こりやすくなります。
紫外線の急増
紫外線対策をつい怠りがちな春先。でも実は、春は夏と変わらないほどの紫外線量が多いんです。対策をしないまま紫外線を浴びていると肌の水分が蒸発して肌の乾燥を招く原因になります。紫外線ダメージが蓄積していくと、肌のハリや弾力のもとに細胞を破壊したり、メラニンを増やしてシミやシワの原因を作ったりします。ゆえに、春先から紫外線対策が必要です。
花粉による刺激
春といえば花粉。スギやヒノキなどの花粉の刺激でアレルギー反応が出やすくなってしまいます。体の防衛機能が花粉を「異物」として認識して追い出そうとするので、その反応により炎症を起こしたり、かゆみや赤み、湿疹などのトラブルを招いてしまいます。
マスクやティッシュの摩擦
花粉の季節、くしゃみや鼻水といった花粉の症状が出た際に、マスクをつけたりティッシュで鼻をかむ機会が増えます。マスクのつけ外し、ティッシュでの摩擦の刺激によって肌のバリア機能が徐々に低下し、肌荒れの原因をつくってしまいます。
環境の変化にともなうストレス
春は年度の切り替えのため、さまざまな変化が起こりやすい時期です。新生活をスタートする人も多く、環境の変化によるストレス、慣れない環境で生活するうえでの緊張などにより、ホルモンバランスや自律神経が乱れやすくなります。その結果、肌の新陳代謝やバリア機能は低下。肌荒れなどの原因につながってしまいます。



さまざまな要因によって肌荒れや乾燥肌になりやすい春。洗顔や保湿といったスキンケア、紫外線予防などの対策をして、肌荒れしにくい肌を目指しましょう。
次回は春ならではの美肌対策方法をお届けします。



<参考文献>
コットンラボ

Text by Sonomi Takeo