2023/01/18

REMEDY

膣を知ることが、フェムケアのスタート!

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フェムケアの悩みを解決しながら、その重要性を伝える連載の3回目は、膣を知ることに注目し、オススメの書籍をご紹介します。

1回目の記事はコチラ、2回目の記事はコチラから!

私のバイブルであり、フェムケアの大切さについて日本で本格的に深く語られるキッカケとなったオススメの書籍をご紹介します。
どちらも 2017年に出版されてから、日本のフェムケア・フェムテック文化を牽引し、とても影響力をもたらしているベストセラーです。


『潤うからだ』(植物療法士 森田敦子 著)/ワニブックス刊



『ちつのトリセツ』(原田純 著、助産師 たつのゆりこ 監修)/径書房刊

タイトルの時点でドキッとさせられるのですが、どんな内容なのか…気になりませんか?
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大事なのは「知る」ということ。
2つの書籍では、共通して「女性が自分を知る」というところにフォーカスが当てられています。
日本女性は、自分の身体でありながら、女性器の形状や働き、性欲についても、どこか恥ずかしく感じてしまいがちです。
例えば、内容の中には「膣」をより身近に捉えることができるよう
・ 知る、見る、触れるのポイント
・ 年齢を問わない潤いの重要性
・ 使う、動かすメリット
が丁寧に伝えられています。
自分の膣を鏡で見るなんて!きっとかなりの少数派。抵抗感や驚きがあるかもしれませんが、まずはこれが第一歩です。

顔が誰とも一緒でないように、膣の形状も、色や形は誰とも同じではないのです。
自分はどんな特徴があるのか?
比べる対象がわからず、見てもピンと来ないこともありますが、
・硬いよりも、ふっくら柔らかい
・乾燥よりも、しっとり潤っている
・ゆるんでいるよりも、きゅっと締まっている
様子を知ることで、対策や補うポイントがわかります。

柔らかくて、潤っていて、ゆるみの少ない膣でしたか?
そういえば月のサイクルや更年期、妊娠授乳期で気になっている事はありませんか?
日々のコンディションと照らしあわせ、デリケートゾーンケアがスタートできると変化を感じやすくなるかもしれません。
自分を知り、意識をしておくことで快適に過ごすヒントとなりますよう、まずは知ることから始めてみませんか。


中條 直子
2005年よりコスメキッチン創業メンバーとして携わり、2010年よりバイヤーを担当、コスメキッチンのオーガニックセレクトの幅を広げる。
多くのブランドの導入や立ち上げを経験し、オーガニックブランドの魅力的な生産背景や製品誕生のストーリーを多くの方へ伝えること、豊富な知識で肌のメカニズムから商品を紹介することを得意とし、社内では教育担当やセミナー活動も行う。
自身は3児の母でもあり、女性ならではのお悩みにも向き合う。

中條 直子