2022/12/03

REMEDY

連載|ペットの食生活における悩みを解決!

世界が新しい時代へと動き始めている今、愛に触れた生活を送りたいと考え、ペットとの新生活を始めた人が多いと言われています。
この新連載では、愛するペットとの温かい日々のために、ペットにまつわる様々な情報をお届けします。
初回はペットの食事について知っておくべきことをご紹介します。

近年、ペットに手作り食をあげる方、又は動物に合わせた栄養素がバランスよく入っているため、市販されているフードをベースにトッピングでプラスαしている人が多いと言われています。


知っておきたい5大栄養素
タンパク質
体を構成する筋肉、骨、内臓、血液……これらすべての材料となるのがタンパク質。
タンパク質には、植物性と動物性がありますが、犬は動物性タンパク質のほうが消化吸収しやすいといわれています。
脂質
犬や猫が運動するためのエネルギー源になる栄養素で、少量でも強力なエネルギーに変わる効率のよさが特徴です。また、細胞膜やホルモンの材料や、体温保持の働きをするほか、内臓を保護したり、ビタミンの吸収を助けたりする働きもあります・
炭水化物
糖質と食物繊維から構成されている炭水化物。
糖質は運動するエネルギーとして、食物繊維は腸の運動を活発にする働きなどを持っています。
ビタミン
直接エネルギーになるわけではありませんが、タンパク質、脂質、炭水化物の3大栄養素がきちんと機能するようサポートする、重要な役割を果たす栄養素。
ミネラル
ビタミン同様に3大栄養素の働きをサポートしますが、加えて歯や骨なのどの体の組織を構成する役割も。
人間よりもミネラルの必要量の割合が高いと考えられ、鉄、カリウム、カルシウムなど計12種類のミネラルが必要とされています。


食事におけるよくある悩みについてもお答えしましょう。
トッピングにオススメ食材は“鶏肉”
たんぱく質が多く含まれています。
被毛をきれいに保ったり、血液や骨、内臓機能を丈夫にしたり作ったりするのに必要な栄養素。特に、体作りに欠かせない必須アミノ酸は豚肉や牛肉よりも多く含まれています。
鶏肉は豚肉や牛肉よりも低脂肪低カロリーなので、肥満気味な愛犬のダイエットや健康作りにも役立ちます。鶏肉の中でも胸肉やささみは特に低カロリーなので、積極的に摂り入れたい部位で、トッピングにオススメ!
水は毎日必須!
飲ませるタイミングは『飲みたい!』と意思表示が合った時でOK。目安量は体重1kg当たり、50mlといわれています。
皮膚から熱を放出できないため、口からハァハァと呼吸する「パンティング」で放出しています。夏は特にパンティングが増えるため、しっかりと水分補給を行いましょう。
食欲がないときは?
全然食べない!と心配になることがありますが、動物だって食に対する個性があります。食欲がないときもあれば、そもそもご飯に興味がない子だっています。
食欲以外の体調に異変がない場合、まずは1〜2日様子を見てみてみましょう。それでも食べないのであれば、獣医師に指示を仰いでみてください。
ご飯に興味がない子でも、おやつなどにはがっつく子もいますので、愛する動物たちをよく観察して、その子に合った生活習慣を築いていくのがベストですよ。

浜津 早希