2021/11/24

INTERVIEW

モデル・森泉さんインタビュー|愛に溢れた大家族生活

モデル・森泉さんといえば、いつ見ても自然な笑顔で周囲を明るく温かな雰囲気で包み込む存在。それは、相手が動物であっても変わらない。
彼女の愛に溢れた動物たちとの大家族生活について、独占インタビューです。


――そもそも泉さんのペット好きはどこから?ご家族の影響でしょうか。
「そうですね。家族皆動物好きっていうものももちろん大きいですし、小さい頃からいろんな動物を飼っては、ママと一緒に『この子に良い環境ってどんなものだろうね』って考えたりして。例えば家族が喧嘩をしてても、動物のことになるとみんな一丸となってまとまるんですよね。本当にね、当たり前にいた存在です。」

――では生まれた時から動物がいるご家庭だったんですね。
「いえ、意外にも犬猫は飼わせてくれなくて。五人兄妹だったこともあり、親は子供だけでてんてこ舞いだったんですよね。」

――五人なんて、子育てで精一杯だったでしょうね。
「そう。そんな中でもハムスターとか爬虫類、ウサギを学校から連れて帰ったりしてたんですよ。でも1回も『返してきなさい』とは言われたことはなくて、『しょうがないね、じゃぁこの子にとって良い環境を考えよう』って。でも私はワンちゃんをずっと飼いたくて、友だちの家で生まれたりすると、泥を塗って『捨て犬だったの』って同情かったけどダメで(笑)。次の日には違うお家にあげられていました。多分ママは、ワンちゃんを飼う理想の環境があったんだと思うんです。彼女は幼い頃からワンちゃんをいっぱい飼ってたらしいのでね。」

――今じゃない、っていう気持ちだったのかもしれませんね。
「そう。ちゃんとその子(犬)に目が向けられる時じゃないと、っていうのがね。それもすごく良い勉強になりました。」



――では犬を飼い始めたのは、ご実家を出てから?
「それがですね、私高校でアメリカに留学に行ったんですよ。この後そのままアメリカの大学に行こうかな、日本に帰ろうかな、やっぱり1年くらいアメリカで遊んでようかな…って将来のことがなかなか決まらなくて。そんな時にお父さんが、『帰ってきたら犬を飼っていいよ』って。もう飛びつきました!すぐ帰ったら、たまたま一緒にいた友だちの携帯が鳴り、『静岡の山の中で走っていたワンちゃんを保護して、今東京に連れて帰ってきたのだけど、誰か飼いたい人いない?』って。そこで“ディエゴ”っていうミニチュア・ピンシャーと出会いました。どんな環境で飼われていたのか分からないんですけど、田舎から都会に来てすごい変化があって、私自身も海外から東京に帰ってきて、新しいこと尽くしだったので、境遇が似ていた感じがして。どこに行くにも一緒で、お互いの存在の大切さみたいなものを感じましたね。」

――心強い存在ですね。ディエゴから、泉さんの動物との生活がどんどん広がっていったわけですね。
「そうですね。こればっかりは本当に出会いだと思います。何か意味があって来てくれたんですよね。」

――ちなみに今はどのくらい子(犬)がいるんですか?
(マネージャーの方が写真付きリストを見せながら)
「いつ聞かれても良いように、リストにしてるんですよ(笑)。ワンちゃんは自分の子が6匹、あと1匹は一時預かりをやっていて、里親さんを探しています。いつもそんな感じですね。」



――里親さんが見つかったら、また次の一時預かりがあったりして。
「そう、旅立っていく子もいれば、そのままいる子もいたりして、ウチはいつも賑やかですね。」

――ワンちゃん以外にもいろんな動物を飼っていますよね?
「そうですね。ペットショップから来た子もいれば、展示施設みたいな所からちょっと歳取った子が来たり、友だちが飼っていて子供が生まれたからっていう場合もあったり。本当に様々な理由でいろんな動物が集まっていますね。」

――泉さんのお子さんやご家族は、この生活はすぐに受け入れてくれたんですか?
「そうですね。まぁ受け入れてくれたから今一緒にいるんだと思います。子どもはおもしろいくらい馴染むのが早いですね。我が家の動物界の女王みたいな感じ(笑)!不思議なのは、心を閉ざしている子(動物)もいる中で、私よりも全然早く溶け込めるんですよね。何か会話してるのかなっていうくらい!私の手からはおやつを食べないけど、娘の手からは食べたりして、ちょっとヤキモチです。」

――お子さんは今おいくつに?
「3歳です。見ていて面白いですね。知らない間にこんなこともできるんだ!みたいなことがたくさん。いろんなことを理解していますね。」

――賑やかで楽しいご家庭ですが、逆に大変なことは?
「大変なことなんてしょっちゅうですよ。体調崩したり、怪我したり、絶対に付き物じゃないですか。それも含めて家族ですし、それがペットを飼うということなのでね。お気に入りのラグにおしっこされたりとか、そんなものは代わりがあるから直せる。でも体調はね…。高齢の子が多いので、心配になります。だからビープルにいろんなサプリメントがあったので、勉強になりました。発見だらけです。




今はペットと楽しく長く健康に生きられる環境になってきていますよね。それが一番嬉しいです。オーガニックってちょっとハードル高いなって感じがするかもしれないけど、全く馴染みのない人も気楽に始めてほしい。私もそう。できるかな、続けられるかな、って思うときもあるけど、ちょっとしたきっかけだと思うので。」

――泉さんは天真爛漫なイメージがあり、今日お話を伺っていても、何でもハッピーに受け入れる心を持っている方だという印象を受けました。
「ママがそういう感じで『まぁ何とかなるでしょ』って。おばあちゃんを見ていてもそう。二人とも仕事をしながら子育てをしてきて、愚痴とかも聞いたことがないんですよ。本当に楽しそうで!だから私も、せっかくやるなら楽しくっていうのを、極力思いながら行動していますね。」



――大変さの方が勝ってしまうような状況でも、お母様の「何とかなる」という考えがあるから、こんな素敵な笑顔でいられるのかもしれませんね。
「大変さが出ちゃうと、それって絶対相手に伝わると思うんですよ。それはペットたちは求めていないと思う。ペットたちって、ご飯と愛情、温かいところをもらえればそれで十分というか。そこにプラスアルファで何かできたら楽しいですし、一緒にいる時は極力楽しくいたいと思っています。」

最後の言葉がいかにも彼女らしい。極力楽しく!が、根底にあるからこそ、まわりはいつだって愛で包まれる。家族への愛、ペットへの愛…難しく考えず、シンプルに伝えれば、きっと伝わるはずだ。森泉さんの大家族生活から、そんなことを教えてもらった。

森 泉(もり いずみ)
@izumi.mori
19歳でデビュー後、モデル・タレントとして、テレビや雑誌など幅広く活躍。
モデルとしてパリコレクションにも出演。
2018年には女の子を出産、30匹以上の毛深い子ども(どうぶつたち)にも囲まれて楽しく暮らしている。


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Text by 関 早保子