2023/09/15

WELLNESS

自律神経の乱れは老化を加速!?

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もうすぐ敬老の日。家族やお世話になった年配の方に感謝や敬意を送る日です。
加齢とともに進む老化を防ぐ対策法を、共有してみては? 
自分も早めに知っておくことで、老後の健康へとつながります。



自律神経の乱れが老化を招くのはなぜ?
個人差はありますが、60代以降は身体的に老化が進行し、症状として視力の低下や耳が遠くなる、咀嚼機能の低下などさまざまなものが生じてくる頃です。
理由は人によって千差万別ですが、自律神経の乱れは、老化のペースを加速させるといわれています。
それは、自律神経は交感神経と副交感神経からなり、交感神経は心身が興奮・緊張するときに優位に働き、副交感神経は眠る前など心身ともにリラックスするときに優位になります。
それぞれのバランスが1対1くらいでとれているのが理想的といわれていますが、年齢とともに副交感神経の働きは低下してくといわれています。
とくに60代前後から急激に低下する可能性があり、一方で交感神経の働きは年齢を重ねてもあまり変化がないため、交感神経が強く働いてしまう状態に。
交感神経だけが高い状態が続いてしまうと、常に心身が緊張した状態になるため、疲労が蓄積しやすくなります。
また、自律神経のバランスが崩れることで、血流循環は悪化、腸内環境の悪化を招いてしまいます。
このままの状態が続くと、体調不良に陥りやすく、老化を加速させる要因になってしまいます。


60代の不調、どうやって改善・予防すればいい?
自律神経を整えるための日々の対策としては、
・朝起きて太陽の光を浴びる習慣をつける
朝、光を浴びることで体内時計のスイッチが入り、夜になると睡眠ホルモンがしっかり分泌される。
・水泳やリズム運動をする
ダンスや踏み台運動、ウォーキングなどでも。リズム運動は筋肉を継続的かつ規則的に動かすため、幸せホルモンである「セロトニン」の分泌を促してくれます。
・規則正しい生活をする
基本的なことですが、栄養バランスがとれた食事、良質な睡眠など規則正しい生活を心がけ、ストレスをためない工夫をすると自律神経がととのいやすく

60代以降をハッピーに過ごすためには、楽しく運動をしながら規則正しい睡眠や食事を心がけ、とにかく無理をしないこと! 
毎日の少しずつの積み重ねで、老化の加速を防ぐことができます。楽しいセカンドライフを送るための知識として、知っておきましょう。




<参考文献>
サントリーウェルネス

Text by Sonomi Takeo