2022/06/21

WELLNESS

「最近寝不足ぎみかも」と思ったら必見!夏の快眠5つの方法

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「暑さで寝苦しい、眠りが浅い」と、不眠になる人が多い夏。そんな暑い夏の夜でも快適に眠るコツをお伝えします!


暑い夏は寝苦しいのはなぜ?
深い睡眠を導くためには、身体の深部体温が低くなっていることが重要。
ですが、暑い夏は深部体温が下がりにくく、睡眠の質が低下してしまう原因に!
とはいえ冷房や扇風機をつけて寝ても、身体を冷やしすぎて眠りが浅くなる場合もあります。

そのほか、寝汗でベタベタしてしまい、その不快感で眠れなくなるというケースも。
さらに「なかなか寝付けない」という焦りや不安が心身に緊張をもたらし、さらに眠れないという悪循環に陥ることも……。

「夏は眠りにくい」ということを知り、環境や自律神経の乱れを整え、夏の不眠を改善していきましょう。


夏に睡眠の質を上げる5つの方法
1. 部屋の湿度は50%くらいで調整を
湿度が高いと暑さを感じやすくなるため、寝苦しさが増してしまいます。除湿器などを使いながら、室内の湿度は50%くらいになるように調節しましょう。

2. 冷房で寝室内を適正温度にする
スムーズに眠りに入るために、寝る前にしっかり寝室を冷やしておくことも大切。
心地よい涼しさを感じる温度が適切です。
風が直接当たってしまうと、寝ている間にかいた汗が乾いたときの気化熱(蒸発するときに体温を奪う現象)により寒くなってしまうため、風は体に当たらないようにしましょう。
冷房をつけっぱなしにして寝ると風邪をひきやすくなると心配な人もいるかもしれませんが、冷房をタイマーにすると、冷房がいざ切れたときに室温と湿度によって汗をかいてしまいます。それよりは冷房はつけっぱなしのほうが快適に眠れます。
ただし、身体の冷やしすぎてしまうと体は熱を産生しようと反応してしまい、身体は休息をとることができにくくなり、疲労の蓄積や無気力、だるさを感じてしまうことも。
睡眠の質の低下を防ぐコツとしては、
・就寝1時間前は25℃前後
・就寝時は27℃
に設定するのがPOINTです。
もちろん、つけっぱなしのほうが体調が悪くなるという人はタイマーを付けてOK。自分の体の調子を見ながら調整しましょう。

3.寝る前にコップ1杯の水を飲む
真夏は寝ている間に、コップ2杯分以上の汗を発汗するといわれています。水分が不足してしまうと夜中に目覚めてしかう可能性があるため、水を1杯摂取することが大切。
水分補給は新陳代謝も上げるため、むくみ解消にも役立ちます。

4.通気性や吸水性に優れた寝間着を着る
夏の寝間着は、室温や湿度を軽減してくれるものを選びましょう。おすすめの素材は「麻」。体温と汗や湿気を適度に発散してくれます。
大きめなゆったりとしたものを選んだほうが、通気性がよくなり、さらに締め付けがなく寝心地がアップします。

5.部屋は真っ暗にしておく
熟睡のためには、部屋を真っ暗にしておきましょう。夏は日の入りも早いため、厚手のカーテンを浸かって、外の光も入ってこないようにするとよいです。

ここ数年の夏は熱帯夜が続くことが多く、不調になり気味だった人も多いかもしれません。
人によって適正温度も多少変わってくるので、自身で眠りやすい環境づくりをしながら整えて。夏でもスッキリ朝目覚められるように改善してきましょう!



<参考文献>
BRAIN SLEEP
漢方ライフ
nishikawa

Text by Sonomi Takeo