2022/11/29

BEAUTY

エイジングサインは20代からやってくる!?毎日の生活習慣で改善しよう

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シミ、シワ、たるみ…皆さんが気になるエイジングの話について、新連載がスタート!
まだ大丈夫だと思っている方も、エイジングは20代から始まると言われています。是非参考にしてみて。

あっという間に年末。冬も本格化して、暦のうえでは「小雪」のシーズンに。
北風が駆け抜けて、そろそろ国内でも初雪の便りが届きそうです。

つまり、湿度が低く、乾燥が最も進むシーズンの到来。
特に東京は全国でもトップレベルで湿度が低く、外気はもちろん、室内もカラカラ状態に!
お肌や身体もエイジングが気になる時期です。

“100年時代”と言われる今、もはや老化は全ての人に必ずやってくるものではなく、「老化=病気」ととらえて、老化は治せる時代に突入したといわれています。遺伝子レベルの研究が進み、これまでは年齢を重ねたから仕方がない、と諦めていた肌やからだの衰えも、対策次第でいかようにもコントロールできる時代が現実となりそうです。

とはいえ、それはもう少し先の話。
今を過ごしていく中で感じるエイジングサインは気になりますよね。


エイジングは20代から始まっている!?
一般的に初期エイジング(またはアーリーエイジング)といわれる老化の兆候を感じる年齢は、20代半ば~後半と言われています。
お肌で言えば、今までよりも乾燥やくすみを感じるようになった、薄っすらとシミが出てきた、たるみ毛穴が目立つようになった、目元の小じわが気になるようになった、といった変化がみられます。

また、からだはお肌ほど顕著ではないかもしれませんが、疲れやすくなった、傷の治りが遅くなった、体力の低下を感じる、といった変化を感じるタイミングです。


エイジングの3大原因とは?
エイジングの原因は多々ありますが、まず挙げられるのは、代謝の低下によるもの。
加齢による代謝の低下により、肌のターンオーバーも遅くなることで、乾燥やシミ、くすみ、シワなどのサインが表面化します。また、コラーゲンやエラスチンを作る機能も低下するため、肌そのものが薄くなり、うるおいを抱えにくい状態に。からだも代謝が低下することで、消化機能が落ち、太りやすくなったり、疲れが取れにくくなる傾向にあります。

エイジングの3大原因と言われている、酸化と糖化、そして炎症。
・酸化とは、細胞が錆びること
・糖化とは、細胞が焦げること
・炎症とは、細胞が火事になること

シミやくすみ、シワ、たるみといった主なエイジングサインは、この酸化や糖化、炎症がトリガーとなって引き起こされています。
この3大老化要因は歳を重ねることで肌やからだの中に蓄積しているものなので、ある程度は避けられないのも現状ですが、毎日の生活習慣や食生活で大きく改善できます。


毎日5分のリラックス時間
生活習慣で言えば、睡眠不足やストレス過多の状態は炎症を引き起こしやすく、細胞を攻撃するため、ホルモンも乱れやすくなります。できるだけ睡眠をたっぷりとり、適度な運動とストレスのない毎日を過ごすことが何より大切です。

とはいえ、毎日仕事や家事に忙しく、そうはいっていられない方も多いはず。
イライラした時や忙しいときは、1日のうち5分でも良いので、自分が心地よく、リラックスできる時間や状態を作ることがエイジングケアにつながります。

例えば、お気に入りのハーブティーや香りでマインドをスイッチしてみたり、湯船につかるときはとっておきのクリスタルソルトやアロマオイルを垂らしてみたり。
眠る前は深呼吸をしてから入眠する…など。
副交感神経を優位にして、自分が何を心地よいと感じるか、ハッピーと感じるかに向き合ってみて、自分なりのストレスリリース法を身につけることが大切です。


旬食材を使った身体にやさしい食生活
また、食生活においては、細胞の炎症を引き起こす加工食品や添加物の多い食品をなるべく避けて、栄養価の高い旬の食材や、免疫に直結する腸内環境を整える発酵食品や食物繊維の多い食材を積極的に取り入れましょう。この時期であれば、甘酒や酒粕、塩麹に具沢山の野菜やきのこを使った鍋料理も良いですね。


生卵に触れるようなスキンケア
そして、肌も外気の乾燥や冷気により、摩擦がおこり、その炎症でエイジングも進みます。
炎症を起こしている肌は、うるおいを受け入れにくい肌状態になっているため、まずは炎症を鎮火させるような抗炎症成分や抗酸化力の高い成分が配合されたスキンケアを使い、うるおいを受け入れる体制を整えることがファーストステップ。炎症=火事を消火することで、うるおいを届けやすい肌状態になるので、保湿の前にまずは炎症ケアが大切です。
お手入れをするときは、摩擦を起こさないよう、生卵に触れるかのようにやさしく、肌を包み込むようにケアしてくださいね。


乾きを感じる前の水分補給
また、今の時季は肌もからだもカラカラ状態なので、喉が渇いたな、と思うタイミングではすでにカラダの中は水分不足のSOS状態!
渇きを感じる前に水分をこまめにとることも大切です。
特にからだの水分の組成に近い経口補水液は夏だけでなく、冬こそ積極的に取り入れたいアイテム。効率的に体の中をうるおいで満たすため、冬のインナー保湿にとてもおすすめのアイテムです。


エイジングケアは、気負って特別なことをやるのではなく、まずは自分自身のからだやマインドが喜ぶこと、心地よく感じることを大切にしていくのが何よりの近道です。

是非、日々の生活の中の身近なウェルネスやハッピーをみつけて、楽しみながら実践してみてくださいね。
エイジングケアの新連載。今後はケア法などを丁寧にお伝えしていきますのでお楽しみに!

大鐘 響子