2019/12/19

REMEDY

「DAY BY DAY」が命をかけて伝えていること〜未病の大切さ〜

DAYBYDAY代表の藤井晶浩さん(左)と藤井多恵子さん(Photo: Courtesy of DAYBYDAY)


多恵子:東洋医学の考え方も含まれるけど、体質とは、【体質=親から受け継いだ遺伝+後天的なもの】で成り立ってる。後天的なものとは、ライフスタイルや環境、考え方やストレスなど、つまり生まれてきてから自分が関わってきたこと全て。親から受け継いだ、例えば遺伝子とかは変えれないけど、後天的なものって変えれるよね。
アキちゃんは後天的なライフスタイルや考え方などを変えたから、体質が変わった。だから、意識の向け方によっては誰でも変えられるってこと。生まれたばかりの赤ちゃんが花粉症だったり、便秘ってことはない。後天的な何かと自分の体が合ってないから花粉症や便秘になったりしてると思うの。だからそこに気付いて向き合えば未病は改善できる。

晶浩:未病は絶対改善したほうがいい。鼻水ズビズビじゃパフォーマンス下がるしね(笑)。未病のうちに体質改善するってことは、まだ病気になっていないものを治すわけだから、病気になってからの治療よりも労力は少ない。ガンで考えてみれば精神的心のダメージや薬による体のダメージ、金銭面の負担が全然違う。

多恵子:そうだね。ガンっていろんなもの奪っていったよね。きつかったなぁ。抗がん剤は、ガン細胞に対する攻撃性はあるけれど、他の細胞も攻撃するから、体力や気力が無くなってたものね。抗がん剤や薬は治療薬であって体質改善には当てはまらない。だけど、病気になった人は抗がん剤や薬が必要な人もいる。そういう人は抗がん剤のような物理的なアプローチ+体質改善、二つの方向から考えてほしい。そうやって私たちはやってきた。私たちは決して薬アンチではなく、適材適所って考え



晶浩:そうだね。よくセミナーで話すけど、たとえ病気になったとしても、僕の場合5年生存率30%と告知されたから、その30%を60%、90%に上げる方法がもしあるならと考えて体質改善をしてきたんだよね。だから、薬が必要ないということではなく、薬なども併用しながら一番に体質改善を考えて欲しい。

多恵子:私たちは体を張って、命をかけて【未病を改善する=体質改善】をやってきた
マッサージとか、笑うとか、裸足で散歩するとか、いろいろ…。その中でも「DAY BY DAY予防医学」としてこの記事を読まれてる方に“今日からできる未病を改善できる3つのこと”を挙げるとしたら?

晶浩:体温を上げることかな。冷えは万病の元だから。免疫力アップにも繋がる。体を温める工夫も、冷やさない工夫も大切。色々あるけどお白湯はいいよね。内臓が温まるから、外食の時は必ず白湯からスタート。んでビール。笑

多恵子:ビールは美味しいけど、まず内蔵温めてからね。体の免疫力は体温が高い時の方が活発に働くから、冷やしたくない。
例えば、風邪引いた時に熱が上がるよね、あれって体の免疫機能もスイッチが入って戦闘体制に入ったところ。だから少し熱が出たくらいで解熱剤使っちゃうと、折角の免疫機能が弱まっちゃう。だから私たち薬剤師が「38度以上で解熱剤使ってね」っていうのは、そこだよね。37度台で使うのは勿体無い。免疫機能を正常に保つためには、常に体温を36.8度くらいに保つこと。これは冒頭で話した風邪をひかないようにするにも繋がることだね。

多恵子:あとは白米から“白米+玄米”に変えることかな。玄米の栄養価はすごい。薬の中でもVB1とマグネシウム、食物繊維が一つの錠剤になったものなどない。でも玄米はこれらを併せ持っている。“薬となる食べ物”だと感動した。

晶浩:未病でいう「体がダルい」や「疲れが抜けない」といった体調不良は、ミネラル不足が関係している。玄米にはミネラルだけじゃなく、ビタミンも豊富だから、ストレス社会で生きる現代人にとってビタミンの抗酸化成分は必要になる。

多恵子:主食のお米(白米)に玄米を1:1で一緒に炊くだけでも体質改善につながる。あとは、体を休めること=睡眠かな。東洋医学の考えでは9時間寝ること。なかなか寝る時間を作るって難しい、だけど細胞の回復を考えると大事なこと。

晶浩:まとめると①体を温め、冷やさないこと。②玄米を食べて③しっかり寝ること。どれも免疫力を上げることに間接的に関わっている。

多恵子:ほんとね、未病でどこか体調がすぐれないっていうのは、やっぱり免疫力が少しずつ落ちてきている証拠。その免疫力がドーンっと下がった時に、風邪を引いたり、口内炎が治りにくかったり、あきちゃんだったらガンになったり。

晶浩:その頭痛がもしかしたら脳梗塞の原因かもしれない。痔だと思っていたのが大腸癌だった。病気になってしまってから治すには時間も労力もお金もかかる。すでに病気になってから薬を飲むということは、喉が乾いてから井戸を掘るようなもので順番が違うのかなって。だから、“未病”という体からのサインを無視せず、必要であれば未病の段階で治しておくことが大切。

最後になるけど、健康がどれだけ大切かってことは失いそうになってはじめて気がつくことが多い。病気になってあの時と悔やんでも遅かったってこともある。だから、早い段階で体を労わり、整えておくこと、その心がけを持つことが“未病を知る”ってことじゃないかな。

病気の大小は決められないけど、もしガンになったら助かりたい、生きたいって思って当然だと思う。“健康→未病→病気”という順番があること、“未病を無視しない”こと。これが本当に大切。

これからは個人の健康リテラシーが問われる時代。まずは自分と向き合ってほしい。もしどうやって体質改善したらいいのかわからない場合は「DAY BY DAY」に相談してほしいね。


DAY BY DAY(Instagram:daybyday_2016
藤井晶浩/Akihiro Fujii(Instagram:earth0309
DAYBYDAY代表
薬剤師、予防医学アドバイザー、ガンサバイバー)

藤井多恵子/Taeko Fujii(Instagram:taearth821
薬剤師、予防医学アドバイザー、薬膳コーディネーター

西洋医学・東洋医学(薬膳・中医学)を中心に、予防医学を伝える専門家。
夫、晶浩が余命宣告を受けた薬剤師として自身の病気と向き合ったとき、薬だけでは解決できない問題があると実感。
ライフスタイルや食生活を根本から見直し、痛みの克服とともに癌に負けない体作りを実践。「人生を変えられるのは、日々の小さな積み重ね」と闘病生活で学び、経験したことを形にした「DAY BY DAY(会社名)」を起業。
食生活や生活習慣など、当たり前のことをゆっくり丁寧に、一日一日を大切に生きることを健康の基本と考える。
乱れがちな現代を生きる人たちに向け、「今日から見直したいライフスタイル」を古き良き日本の食文化と合わせ、普段から取り入れやすく体にいいものを提案する「処方URBAN REMEDYセミナー」を全国で開催。“病気になりにくい体”をつくるための食事指導や生活習慣改善指導を行う。コールドプレスジュースレシピ監修。「DAYBYDAY予防医学セミナー」を全国各地で行ってる。

協力:DAY BY DAY

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