2019/12/19

REMEDY

「DAY BY DAY」が命をかけて伝えていること〜未病の大切さ〜

DAYBYDAY代表の藤井晶浩さん(左)と藤井多恵子さん(Photo: Courtesy of DAYBYDAY)

先日、病院処方の市販類似薬は保険対象外へ、医療費抑制で政府が調整しているというニュースが流れました。ビープルでは、より一層“未病対策”が重要になると考えています。この「REMEDY」というコーナーで、皆さんが健康に生活するために、未病とは何か、そしてできることは何かをお伝えしていきます。

第一回目は、自然薬剤師「DAY BY DAY」として、薬に頼らない身体作りを提案し、各地で予防医学のセミナーを行なっている藤井晶浩・多恵子さんご夫妻から、まさに“未病とは何か”をお二人のトーク形式で教えていただきます。
2016年、夫・晶浩さんが癌で「余命30ヶ月」と宣告されました。そこから彼らは病気と戦いながら、健康に生きるために知るべきこと、すべきことを、命をかけて様々な方法で伝えています。


多恵子:はい、こんにちは!
晶浩:こんにちは!

多恵子:早速だけど今回のテーマ“未病”の大切さについて話してみようか。

晶浩:“未病”ね、最近、薬局でもニュースで取り上げられている健康保険に関係する話で盛り上がってるよね。

多恵子:政府が医療費を抑えたいから病院で処方される薬のうち、市販薬と同じような効果がある風邪薬や花粉症治療薬、湿布薬、漢方薬などを、公的医療保険の対象から外すことも視野に検討しているってニュースでしょ。

晶浩:そうそう。保険適用外の対象になりそうなのは、軽症薬だね。前から問題になっていたけど、それらの薬は、ドラックストアで購入する市販薬より安く手に入れることができるから、患者が病院で受診するケースが増えてる。重症で治療が必要な人に手が回らなくなっていることが問題になっている。

多恵子:だから、今回の政府の提案は、自己負担にすることで、その過剰な受診を抑える狙いがあるってことね。
じゃ、今回政府がいう、風邪や花粉症、慢性鼻炎の部分は「それは自分で治してね」って言われてるようなことだよね。いよいよセルフメディケーションの時代が来たね。

晶浩:そうだね。もしこの提案が通ったら、どのようにして僕たちは対応していかないといけないんだろうね。そこで今回の「未病」というキーワードが大切なんだよね。

晶浩:たえちゃんは“未病”ってどう考えてる?

多恵子:日々の生活で「最近疲れが取れないな」「なかなか寝付けない」「いつも不安」「片頭痛」や「冷え性」とかかな。薬をそこまで毎日服用するところまでないけど、何かしら不調があるっていうのが未病の状態だと思う。



晶浩:簡単に言えば“未病”という言葉は、“病気”になる前ってこと
病院で「異常ありません」って言われて「なかなか診断がつかない、でもやっぱりどこか体調がすぐれない」って薬局で話して帰る患者も多い。毎日の生活の中で少しの知識とちょっとした工夫で大小関わらず病気を防ぎたいよね。
“病気になりにくいカラダを作る”という予防医学の考え方にも通じてるところがある。

多恵子:今“予防医学”っていうキーワードも出てきたから、私たち「DAY BY DAY Pharmacy」が現役薬剤師をしながらでもなぜ“予防医学セミナー”を全国でするようになったのかっていうのを自己紹介を兼ねて話してみようよ。

晶浩:そうだね。自分たちに照らし合わせて話すと分かりやすい。僕が2016年3月にガンと診断されて、それまで自分自身は健康だと思ってたんだけど、蓋を開けてみればガンだった。思い起こすとガンと診断される前に体にはいろんなサインがあったんだよね。

多恵子:何かしらサインがあった、いわゆる“未病”という部分ね。

晶浩:そう。“体の不調=サイン=未病”と考えれば分かりやすい。例えば、慢性鼻炎や花粉症だったり、体の疲れが取れないとか、尿酸値が高かったとか。

多恵子:20代で尿酸値8.9あったよね。アキちゃんの3食ラーメン時代ね(笑)。
(※通常尿酸値7以上の人は高尿酸血症という診断が付き、薬を服用はじめるタイミング)

晶浩:そうそう。ラーメンうまいからなぁ。スープの一滴も残さず食べてたよ(笑)。

多恵子:知ってる。それがラーメン好きの敬意だもんね。

晶浩:話を戻すと、僕は大腸癌なんだけど、ガンのサインで言えば便に血が混じっていた状態(血便)だった。あと、口内炎が治りにくかった。これらの症状が体からのサインだったにも関わらず、それを騙し騙し「自分は大丈夫だ」「これは痔だろうな」って、悠長に構えていたんだけど、結局その未病は「あなたガンですよ」っていうお知らせだった。

多恵子:うん。私も「痔でしょ」と思ってた。

晶浩:ガンになって気がついたんだけど、自分は健康だと思っていたけど、実際は“未病と病気の間を行ったり来たり”していただけなんだなって。なんで“未病”の時、体からのサインと向き合わなかったんだろうって今になって思うよ。ガンになって、もちろん手術や抗がん剤も必要なんだけど、でもできればなりたくないじゃない。

多恵子:そうだね。できればなる前に、防げるなら防ぎたいよね。今、ガンになる確率は二人に一人って言うしね。

晶浩:ガンになってから、薬剤師だからこそ、薬だけでは解決できない問題があるって思ったんだよね。薬は適材適所に必要だけど、薬だけに頼っていると未病のサインに気づかないまま、後で大きな代償を払うことになる。だから、未病の段階をどうするかということが大切

多恵子:アキちゃんは未病の段階で、“慢性鼻炎、疲れやすい、尿酸値8.9”だったじゃない。「DAY BY DAY」が実践してきた生活習慣や食習慣でそれらの症状は今はどうなの?

晶浩:ガンが改善したらいいなと思って実践してきたことが、こんなにも効果的とは思わなかった。慢性鼻炎・花粉症は血液検査しても「アレルギー反応は何もありませんでした」って結果をもらって、これまで鼻グズグズで悩んでいたのはどこいった?ってくらい拍子抜け。疲れにくくなったし、尿酸値も薬飲んでないのに5.4に下がった。

多恵子:うん、すごいよね。改善したよね。私も横で見てビックリしたの覚えてる。そうそう私も元々、疲れやすい、いつもダルくて眠い、偏頭痛、頻尿っていう症状あった。これがさ、アキちゃんと一緒に実践することによって改善されたんだよね。私も体感できて「あぁ未病って改善するんだな」って本当に思ったよ。

晶浩:未病は日々の生活ではそこまで困らない。鼻水がズルズル出たところで「あ~またいつものことか」ってそこまで重く受け止めないからさ、薬飲んでお終い。これ以上深く考えないよね。

多恵子:そうだよね。なぜ鼻水が止まらないのか、なんて考えないよね。「私は慢性鼻炎という『体質』なんです」と言われればそれまでだもんね。

晶浩:“体質”で片付けちゃうからね。

多恵子:でも“体質”って変えれるよね。私たちは大きく変わった。未病を改善するっていうのは体質を改善するということにも当てはまる。体質というキーワードが出てきたから体質の定義も話してみようか。

協力:DAY BY DAY

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