2021/02/26

ORGANIC DICTIONARY

裸足になってデトックス!シンプル健康法「アーシング」とは?

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さまざまな不調の改善に効果があると言われている、「アーシング」について解説します!

アーシングとは、「裸足になって直接大地に触れる」というカリフォルニア発祥のシンプルな健康法のこと。
「ただ地面に触れるだけ?」と思ってしまいそうですが、実は血流改善作用、自律神経のバランスを整えるなど、心身にとってさまざまな効能・効果があると言われているんです。


静電気で「ビリリッ」と来たら、帯電している証拠?
人の体は電気を通しやすく、さらに携帯電話や電化製品が発する電磁波の中で生活しているため、体内は“帯電した状態”になってしまっています。冬に手が金属に触れたとき、電気ショックが走ることがあるのは、このためです。また、血液の流れの中でも静電気は発生します。
この体内に溜まった有害な静電気が排出され、同時に地中からの自由電子が取り込まれることで恒常性が正常化し、免疫機能が促進します。 逆に言えば、静電気が排出されないことで流れが滞り、さまざまな不調の要因にもなりかねないのです。 電磁波除去や防止の考え方とは少し異なり、大地のエネルギーに触れることにより、好循環の流れができあがり、血流の流れが改善したり、自律神経やホルモンバランスが整う、ということに繋がります。

本来であれば、人や動物は裸足で大地に接地して、体と地球との間で通電が確保された状態でいることが、正しい生態の一環。しかし、現代人はアスファルトやコンクリート、合成カーペットの上を、電気を通さないゴムを使った靴を履いて過ごしていますよね。その昔は自然と放電できていたのが、意識して行わないとできない状況になってしまったのです。


足が冷えていたりむくんでいたら要注意!
いつも足が冷えている人や、足の裏が湿っている人、足のむくみがある人、足のにおいが強い人は、電気が帯電している可能性があるので要注意です。
アレルギーや倦怠感など、現代人に多い不調は、アーシングができていない電子レベルの事情があるとも言われているんです。
また、アーシングをすることで副交感神経が優位になり、リラックス効果があるとも言われています。そのため、睡眠の質を改善する効果も期待できます。

裸足になって、10分ほど海辺や土の上を歩くだけで体の活力はみなぎってくるんだとか。
とてもシンプルですが、「大地に直接触れる」ということは、ほとんどの人ができていない生活を送っているのではないでしょうか。

自然の中に身を置くことで、同時に五感の働きも活性化させ、心も元気になってくるはずです。
「心や身体の調子がすぐれない」と思ったら、浜辺や公園などを訪れてみては?お金をかけることなくできるこの健康法を、ぜひ実践してみてください。



(参考文献)
Earthing® Japan
『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』(ショーン・スティーブンソン著、花塚恵訳/ダイヤモンド社)

Text by Sonomi Takeo