2020/11/01

WELLNESS

ファッションディレクター・三浦大地さんとのクリアリングスペシャル対談

Photo by Naoki Yamashita

ビープルのディレクター谷口智美が、クリアリング(浄化)仲間である、世界を旅するファッションディレクター・三浦大地さんと対談。三浦さんは何がきっかけで空間やマインドをクリアリングするようになったのか?クリアリングによってどんな変化があったのか?そして自分自身と向き合うことの大切さについて、お話いただきました。

無駄を削ぎ落とすことで
自分にとって大切なものが見つかる

谷口智美(以下谷口):今回、大地くんにお話いただきたいと思っているのが「クリアリングエナジー」について。ビープルでは、クリアリングをすることで自分を愛でることができて、日々に流されず、これからどんな時代になっても強く美しく、健康でいられる…ということを伝えていきたいと思っています。そこで今の大地くんは日々の生活の中で、クリアリングというものをとても大切にしていると思うんだけど、そもそものきっかけは? あえて“今の”と付けたのは、以前から交流はあったけれど前は全然そんな感じじゃなかったからなんだけど(笑)。



三浦大地(以下三浦):そうだね、以前はそこまで興味がなかった(笑)。そんな僕がクリアリングに目覚めた大きなきっかけは、2年前にメキシコのトゥルムというところに行ったこと。そこにセノーテという水の透明度の高い地底湖があるんだけど、もう、そこにいるだけで“浄化されている”という感覚が体感としてすごくあったんだよね。「悪いものが全部流れていく!」というイメージで、これが本当の浄化なんだって初めて思った。

谷口:きれいな水ってすごく浄化力あるからね。

三浦:そう。そこは特にエネルギーが強い場所で。それでその夜も、星がきれいだったから夜空を眺めていたら、緑色に光る線が見えてきて。幾何学模様の形なんだけど、今まで見たことがない世界が見えちゃった。「これは何事だ!?」と思いながらも帰国して、日本に帰ったあとにたまたま気になって「チャクラ」について検索して調べてみたの。そうしたら、自分がメキシコで見た緑色の光と、第7チャクラのマークがまったく同じ形で。そこから自分の中でいろんなものが繋がり始めて、自然の摂理や成り立ちとか、全部意味や理由があるんだなって思えた。そこから目に見えないものや、浄化というものを意識し始めたのがきっかけかな。

谷口:すごい体験!女性はもともと目に見えないものも信じられるけど、男性って体感したり実際に見えたりすることがきっかけになるのかもね。でもいきなり「クリアリング」と言われても何をすればいいのかわからないと思う。大地くんはどんなことをして、何を取り入れていったのかをぜひ教えてほしい。

三浦:僕の場合いいものを取り入れるというより、無駄なものを削ぎ落とす作業をしていくと、自分にとっていいものがわかってくるという感じかも。今までの固定概念を取りはずすことで、自分のことがわかってくるというか。

谷口:余計なものをはずすっていうこと?

三浦:そうそう。たとえば自分にとって一番衝撃的だったことは、お肉を食べなくなったこと。以前はお肉が大好きで、週3回くらいは一人で焼き肉食べに行っていたくらいなのに、やめてみたらすごく身体の調子がいい。お肉の良し悪しではなく、「お肉はごちそう」という刷り込みをはずしてみたら、自分にとっては必要のないものだった、ということだよね。食べ物だけじゃなくて、「○○がいい」「○○すべき」という固定概念をはずしていったら、すごくハッピーでいろんなことが楽になった。自分にとって何がいいかわかるようになったし、頭がクリアになったことですべてポジティブに変換できるようになって、人間関係や仕事も全部うまくいくようになった。


日常生活のすべての選択が
クリアリングに繋がる

谷口:そういったことを少しずつ続けていくことで、自分の心身も変わっていくんだと思うんだけど、頭ではわかっていてもどうしてもネガティブな感情に引っ張られてしまったり、元に戻ったり堂々巡りになってしまうことってあると思う。そういう時はどう軌道修正していけばいいのかな?



三浦:一番簡単で単純なことは、自然に触れることかな。人間自体が自然の産物だから、やっぱり自然の中にいることで浄化されたり、心地よい感覚がわかってくる。

谷口:芝生で寝るとか、そんなことでもいいのかもしれないよね。とはいえ自然にたっぷり触れる時間がなかなかない時に、身近に置いておけるおすすめのアイテムとかはある?



三浦:クリスタルが大好き。浄化アイテムとしてはもちろん、インテリアとしても素敵じゃない?あえて削ったり作られたものではなく、自然にできた形っていうところが素晴らしいよね。あと最近好きなのが、塗香。

谷口:わかる!塗香は日本で昔から使われている浄化アイテムだよね。

三浦:日本って本当はスピリチュアルな国で、昔から伝わるいいものがたくさんあるんだよね、実は。

谷口:塩もそうだよね。盛り塩とか、塩風呂とかもそう。

三浦:たしかに!一番簡単で身近な浄化できるものって塩かもしれない。あと身近なものでいうと水もそうだね。この間熊本の阿蘇にある銘水、白川水源で飲んだ水がすごく美味しくて。ゴクゴク飲むというより、すっと体内に吸収されていく感じ。人間の身体の60%は水でできているわけだし、きれいな水を飲んだり浸かったりするのはとても大切。

谷口:お風呂に入ることも浄化だよね。シャワーだけの日が続くとやっぱり調子が悪い。ということは塩風呂って本当に最強だね。

三浦:そういうことだね(笑)。でも、本当にどんなことでもいいんだけど、今自分が食べているもの、生活を少しでも見直すことから五感や六感を研ぎすますことに繋がるんだと思う。日々の生活や会話、全部繋がっている。いきなり何かがガラッと切り替わるわけではなくて、どういうチョイスを自分がしていくか。どんな言葉を選ぶとか、どんな人とどういう時間を過ごすのかとか、毎日の1秒ずつがきっかけになり、変化していくと思う。自分のマインドが整っていない時って人のせいにしがちだけど、すべては自分の選択した結果だからね。

谷口:食べ物だってそうだもんね。毎日食べているものの積み重ねが健康にも繋がるし、生活習慣病にも繋がる。

三浦:そうだね。それも何がいいとか悪いとかの判断をする必要はなくって、「両面ある」という考え方だと生きやすいんじゃないかな。いいと言われているものであっても誰かにとっては悪いかもしれない。そういう許容というか、すべてを受け入れられるようになってから心身が整ってきた気がするな。

谷口:あとは自分自身に興味を持って、自分をよく知ることだよね。人に聞くのもいいけど、自分が心地よいことを自分で探すことって大切だと思う。

三浦:それも何か我慢したりストイックにやる必要はなくって、楽しみながらでいいと思う。ビープルで発信してくれたり、セレクトしたプロダクトを見ているだけでも楽しいもんね。「楽しい」から入って、そこから自分なりに合うものや好きなものが見つかればいいんじゃないかな。

谷口:そのきっかけになれば嬉しい!

三浦:世界中を旅したからわかるけど、日本には四季があり、山、川、海もあって食べ物も豊富。身近にある自然の恵みに触れながら五感と六感を研ぎすまして、令和の時代をハッピーに生きられることを願ってる!

谷口:まずは水と塩だね(笑)!

三浦:結論は水と塩(笑)。楽しみながら、少しずつでもいいのでみんなで一緒にクリアリングしていこう。

Text by Sonomi Takeo、Photo by Naoki Yamashita