2020/11/01

REMEDY

第二の顔、デリケートゾーンのケアでいつまでもみずみずしい女性に!

人生100年時代と言われる今、50代〜60代になってもいつまでも女性らしく、キレイで輝いていたいとは誰もが願うこと。それを実現させるには、第二の顔とも言われるデリケートゾーンのケアが必須!日本ではオープンにすること自体がタブーとされていながら、女性の美と健康にダイレクトに繋がるデリケートゾーンについて、『なおえビューティークリニック』の院長喜田直江先生にお話を伺いました。

昨今、美容業界でも耳にすることが増えた『フェムテック』をご存知ですか?
英語で女性を意味する「female」と、技術を意味する「technology」を掛け合わせた造語で、女性特有の生物学的な機能から生じる健康問題をテクノロジーを使って改善し、生活の質を改善・向上させようというもの。月経前症候群(PMS)やホルモンバランスの変化による肌荒れやイライラ、膣のトラブルなど、これまで人前で話すことをタブーとされてきた問題に諦めずにきちんと向き合いましょうというのが基本姿勢。そしてその手助けとなるものがオーガニック市場にも広がりつつあります。

「デリケートゾーンは第二の顔」
そう話す喜田直江先生は、2011年に“デリケートゾーン”の悩みに特化した婦人科形成医院を開院。過去、産婦人科医として治療に当たっていた中で、実は「人に言いづらい」悩みを持つ女性がとても多いことに気づいたそう。
「実際に多いのが『女性器の見た目』『膣の緩み』『性交痛』の3大悩み。そんな悩みを持っていながらも、どうしたら良いのかわからないという女性がほとんどなんです。そこでまずすべきは自分の性器を知ること。鏡で見て触って今の状態を知ることで、何か変化があったときに初めて気付くことができます。例えば、膣が乾燥してしまうと匂いが気になったり、カンジタになりやすくなったりもするし、膣が硬く小さくなれば性交痛にも繋がります。それが原因でパートナーとの関係も苦痛に思ってしまったら残念ですよね。」

そこで先生が世の女性たちにぜひやってもらいたいというのが、デリケートゾーン用ソープで洗うことと脱毛。マイルドな洗浄力で乾燥を防ぐことが大事。また陰毛で蒸れて雑菌が繁殖すれば匂いもひどくなるそう。

「またデリケートゾーンは粘膜に近いので経皮吸収しやすい部位。直接触れる生理用品にもこだわって欲しい。何もケアしなければ年齢を重ねるほどに膣は老化していきます。定期的に性交渉をもったり、マッサージをするなど、刺激を与え続けることで老化を防ぐことができます。日本ではまだ知識も浅くオープンにしにくい文化ですが、決して恥ずかしいことではなく、むしろいつまでも若々しく生き生きとした人生を望むのであれば、デリケートゾーンのケアはマスト。ケアをすれば艶とうるおいのあるフカフカ柔らかな状態に。そうなれば、いくつになってもパートナーと関係を持つことだって可能です。女性としての喜びをいつまでも持ち続けられたら、それが女性の美と健康に大きく影響すると思います。」

「第二の顔」であるデリケートゾーンこそ、丁寧にケアをすべき。ナチュラルオーガニックのデリケートゾーン用ソープでしっかり洗い、たっぷり保湿をしてあげて、ハリとうるおいに満ちた状態をキープしましょう!



なおえビューティークリニック
院長 喜田直江先生
産婦人科医として分娩や手術症例を経験してきた中で、病気とは違う女性特有の悩みを抱える女性の多さに気づき、“デリケートゾーン”に悩みを持つ女性のための婦人科形成医院として、2011年東京銀座にクリニックを開院。女性特有の「人に言いづらかった」お悩みを解決すべく日々治療や相談に当たる。