2020/09/12

WELLNESS

心身を癒す、瞑想の力|今話題の瞑想クラスをレポート

皆さんはストレスや悩みをどうやって解決している?忙しい現代社会で、どうしたらポジティブマインドでいることができるのか…ビープルがオススメする瞑想クラスを、藤田敦子さんにレポートしていただきました。

広尾駅から徒歩10秒という好立地に、7月にオープンした、食・ウェルネス・ワークカルチャーが融合した“食べて”、“遊んて”、“仕事して”がコンセプトの新施設「EAT PLAY WORKS」。



その4階のメンバーズラウンジで毎週行われているのが、昨今話題となっている“瞑想”のクラスです。
「Suwaru」という会社が開催しているそのクラスは、ネパール出身、代々王族にVeda哲学や瞑想を教える家に生まれた、ニーマル・ラージ・ギャワリ氏がリードしてくれます。



ニーマル先生は、なんと9歳からハタヨガ瞑想の研鑽を積み、15歳から指導に当たっている瞑想界のサラブレッド的存在。その後アーユルヴェーダの博士号を取得し、20カ国以上で指導、2003年に来日し、日本でアーユルヴェーダや瞑想を伝え、2019年にSuwaruを設立されたそうです。

わたしも、実はニーマル先生に瞑想を教わっている一人で、今年に入ってからは、こういったイベント的なワークショップだけでなく、Suwaruが主催する、瞑想を基礎から学べる「ベーシックコース」と、ベーシックを受けた人がさらに学びを深める「インターミディエイトコース」までを受講しました。



学ぶ前までは、「先生がいないとできない!」「自分の家で一人でなんてとてもできない!」と思っていた瞑想ですが、この2つのクラスでしっかりメソッドを学んだことで、「自分のもの」として日々取り入れることができており、心のあり方も随分変わりました。
自分でもちろんできるものの、師の元でも瞑想したい、という思いもあり、毎週月曜夜20時からの「教えて、ニーマル先生」というクラスに毎週参加しています。

毎週様々なゲストを招き、ゲストがニーマル先生に疑問や悩みを相談。3000年の叡智に裏付けされた真理、Veda哲学を現代にアップデートした回答をニーマル先生からいただき、さらに相談した悩みにぴったりな瞑想を教えてもらう、という企画なんです。

withコロナのこの時代に、瞑想を通じて心を整えてもらえたら、という想いがあり、スタートしたそう。
ここで様々な人の悩みや相談を聞いていて思うのが、職業や家族構成など、置かれている立場は違えど、本質的な悩みや質問は同じで、さらに真実も一つなのだということ。

「SUNSHINE JUICE」の代表・コウノリさんを
ゲストに迎えた回を徹底レポート!


今回わたしがレポートするのは、日本初のコールドプレスジュース専門店 「SUNSHINE JUICE」の代表・コウノリさんがゲストにいらした会。



ノリさんとはもともと、前回Suwaruが開催したインターミディエイトコースで一緒だったこともあり、お話しする機会も多かったので、とっても楽しみにしていました。
ニーマル先生とノリさんも顔見知りであることから、和やかにスタートした今回のクラス。



ノリさんの普段のライフスタイルは、心身が健康かつポジティブでいれるよう、サンシャインジュースをたくさん飲むことをはじめ、極力自然のエネルギーが詰まった食で体を健康に、そして健康な体でポジティブな精神をもてるよう、ランニングをはじめとしたスポーツ、さらに最近では朝の瞑想が日課だとか。
また、コロナの影響はありますが、できるだけ自然の中にいる時間をもつことが重要と考え、海で泳いだり、川に飛び込んだり、静かな山に登ったり、綺麗な夕日を見たりされているそうです。

瞑想に関しては、これまでもなんとなくやってらっしゃったようですが、ニーマル先生に教えてもらってからは、ここ約1ヶ月半、毎日できているそうで、とっても調子がよいのだそう!

そんなノリさんのお悩み相談は以下の2つ。

1. 日々の生活の中での不安や、怖い、心配などの感情を日常生活でコントロールする方法
2. 世界が平和であるには?

まず1つ目の質問に対してのニーマル先生の答えはコチラ!

「自らネガティブになりたいと思う人はおらず、ネガティブは自然と知らず知らずやってくるものです。ネネガティブが入ってきていることに気づかないと、不安がどんどん押し寄せ、後々お手上げ状態になるので、たくさん不安を抱えてしまってから対処するのではなく、“この環境”、“この人”、“この状況”になると、自分は恐れや不安を感じるな、というパターンに早めに気づけることで、対処法も早く見つかるのではないでしょうか。
日々の生活で、今何をしているのか、自分の周りがどういう状況か、ということに意識を広げる練習をすると、恐れ、不安に出会う前に、その状況が読めるようになってきます。
環境を読めるようになるため、瞑想と同時に “歩く” 、“電車に乗る”ときなでにまず、その行動に集中し、マインドフルになる練習をして過ごしてみましょう。」

そんなこと…当たり前にわかっていたはずなのに…とニーマル先生の言葉を聞くといつも思っちゃうのですが(笑)、案外日常で“マインドフルに生きる”ってできてないものなんですよね。なかなか、日々の行動の一つ一つに向き合い、「今、何をしているのか」を考えて動くことができていないな、と、先生のお話を聞くたびにハッとさせられます。

そして2つ目の回答はコチラ!

「今までも、色々な方が世界が平和になるよう願い、様々なことをやってきました。“平和になってほしい” という気持ちは誰にでもあると思います。 “社会・世界”は人間の集まりです。いろんな人が集まってコミュニティになり、そこからソサエティ、そして国になるわけですが、社会を一人で変えていくのは難しい。でも、一人一人を集めたのが社会ですから、一人一人が変われば、社会が良くなりますよね。つまり、初めはまず“自分を変えること”。 私たち自身が幸せで健康になることができれば、周りもそのように変わっていきます。」

そうするとノリさんが、
「僕もそう思ってサンシャインジュースをやっています。自分が“美味しい、体にいい!”と実感したことを伝えて、周りの人が同じように感じてくれて、さらにその輪が広がったら、きっと世の中が平和になるんじゃないかと思って、日々ジュースを作っていますね。」と。

そんなわけで、たくさんの瞑想の種類がある中で、この日は「コンテンプレーション(深く感じる)瞑想」にチャレンジ。「私は健康です」「私は幸せです」という言葉を自分に取り入れ、それを身体中に満たしていく…そんな瞑想でした。

ニーマル先生の瞑想クラスは、こうやってゲストの悩みを聞きながら、その方に合った瞑想を選んで実践してくれます。



毎度ですが、瞑想中は喧騒とかけ離れた、とても静かな時間を過ごします。先生のガイドにより、たまたまきていた「瞑想をやるのは初めて!」という私の友人も、すんなり取り組めていて、「素晴らしい体験ができた」と話していました。
やはり初心者の方は、講師のガイドで行うことをお勧めします。

ちなみにこのクラスを終えたノリさんは、
「この瞑想で健康で幸せになりましたし、先生が仰っていた、平和な社会のために自分が変わる、いい状態を作って、それをどんどん広げていく、ということが重要だな、とつくづく感じました。」
と、仰っていました。

近くの人から、大きいところでは世界まで、自分以外を変えるためには、まず自分が変わることが大切、ということ。周りに、いい波動を与えられる人間でありたいですし、日々この瞑想も実践してみたいですね。

瞑想は、決して「無になる」ということではなく、心や頭にスペースを作る作業なのかな、と思います。パソコンと同じで、容量オーバーすると動きが遅くなる…それを防ぐために、スペースをつくるのが瞑想。
この情報過多な現代社会で、日々たくさんのタスクに追われる私たちだからこそ、瞑想というツールを使って、心や頭に余白を作り、より良い人生を歩んでいけたら…

この瞑想にチャレンジしたい方、インスタグラムの@suwaru_meditation 内 IGTVから、是非ご覧になってみてください。
そして、毎週月曜 20 時〜EAT PLAY WORKS 内 4F ラウンジにて、「教えて、ニーマル先生」という、今回レポートしたものと同じクラスを開催しているので、気になる方は Suwaruのウェブサイトをチェックしてみてくださいね!


藤田敦子(Instagram:blenda0305
コミュニケーションディレクター
⼤⼿化粧品会社PRや企画開発担当後、オーガニックコスメブランドのPRを経て、現在はフリーランスで様々なブランドのブランディング、ディレクション、PR、イベントの他、マネジメント、コラム執筆など、多岐にわたり活動中。

Text by 藤田敦子