2020/08/21

REMEDY

モデル・栄養学アドバイザーの平島多佳子さんが語る「自分らしく生きるための秘訣」

元ミスユニバースファイナリストという経歴を持つ平島多佳子さんのコラム。自分らしく生きられるようになってから、体調も人生もガラリと変わったという。見た目だけじゃない、内側から輝くために大切なことを教えてもらいました。

平島さんは、体調を崩したことをきっかけにDNAや腸内環境に関する栄養学(StFlair DNA栄養学®、 StFlair腸栄養学®)を学び講師資格を取得。
自分の腸内環境や、生まれつき持っているDNAを調べることができる解析キットの結果をもとに、その人が自分らしい健康や美しさを体現できるよう、アドバイザーとして活動している。(詳細はコチラ

キラキラとした笑顔が印象的な彼女だが、以前はまわりと比べてしまうことも多く、体調も崩しやすかったとか。彼女が栄養学と出会った経緯や、自分らしく生きることの大切さについて、語ってもらいました。


昔は、まわりと自分を比べてばかりいた
ミスユニバースに挑戦したのは、地元の静岡でスカウトされたことがきっかけ。何か新しいことにチャレンジしたいと思っていたから、やってみたいとすぐ思いました。ファイナリストにまで通過したけれど、残念ながらグランプリには選ばれませんでした。
でも自分と向き合って、深く考えるきっかけにもなったのでとてもよい経験になったとは思っています。ミスユニバースに挑戦するなかで目指した目標は、「自分らしく輝くこと」。それは今でも変わりません。
でもその時、自分らしく輝けていたかというと、まったくそんなことはありませんでした。むしろまわりと比べてしまって、「どうしてあの人と比べて私はこうなんだろう」とか、「私にはこれがない」とか、自分の悪いところばかり目についていたし、自信をまったく持てていませんでした。


ミスユニバース時代

しかもミスユニバースでは自信に溢れている人が本当に多くって。それでさらに、自信が持てない自分に落ち込むというか。どんなに痩せていても、メイクでキレイにしてもらっていても、自分に満足することはありませんでした。
ミスユニバースがきっかけで、地元でモデルの仕事もやっていたけれど、大きな目標もなくなんだか宙ぶらりんで。そんな状態がつづくのも嫌だったので、もともと海や自然が好きだし、ナチュラルライフに憧れもあったので、思い立って鎌倉に住むことにしたんです。
これはもう、直感でしかなくて。大きなきっかけがあったわけでも知り合いがいたわけでもありませんでした。
でも鎌倉に住んで、自然の中で暮らしていたら何かヒントがあるのでは?と感じ、思い切って移り住んだんです。


ストレスと過労で顔の半分が動かなくなった!
移住して、まずは職探し。「海沿いで働きたい」と思っていたので、逗子にある飲食店に就職しました。でも、やりたいと思った仕事だったはずなのにとにかく忙しくて、過酷な業務が本当に毎日辛くて…。それでも3年間働いたのですが、ある日ストレスと過労で『ベル麻痺』という顔面神経麻痺の病気になってしまったんです。顔半分が動かせなくなってしまって、「これはいよいよ、やばいかも…」と気づき始めました。
その仕事や職場がいい悪い、ということではなく、おそらく本当にやりたい仕事ではなかったんだと思います。


飲食店で働いていた頃

そんな病気になるまで放っておいてしまったし、もっと早く自分のSOSに気づいてあげればよかったと思う反面、この病気がきっかけで健康の大切さ、そしてストレスを溜めないことや、自分を知ることの重要性に気づくことができた。当時は辛かったけど、自分の転機にはなったので、それはそれでいいきっかけになったと今では思えます。


腸内環境を整えることの大切さを知る
病気をしたことで、その仕事も辞めることに。
そんな時、ミスユニバースの時に知り合った同期から連絡がきて。
その同期は、「StFlair®(セントフレア)」という腸やDNA栄養学のスクールに通っていて、「たかちゃんも勉強してみたら?」と、私を心配して声をかけてくれたんです。
そもそも栄養学って、栄養士しか学んじゃいけないものだと思い込んでいたんですよね(笑)。そんなわけないんですけど、それまでまったく自分の選択肢にはありませんでした。
でも、やってみたいという気持ちのほうが大きかったので、飛び込むことにしてみました。
勉強してみたらすごく面白くって。栄養学の魅力にどんどんハマりました。DNAって、生まれつきのもので人それぞれまったく違う。だから人によって必要な栄養素も異なるし、Aさんがその健康法が効いたとしてもBさんに効くとは限らない。
いろんな健康法が世にはあるけれど、結局のところ自分の体を知らない限りは、意味がないとまではいいませんが、なかなか効果を感じられにくいんですよね。
そして、自分に必要な栄養素を腸が上手に吸収できるかどうか、というところも重要なんです。


栄養学を一緒に学んでいた仲間と

腸内環境がよくないと、せっかくの栄養素が体に吸収されづらい。だから両方知ることが、とても大事です。
スクールで栄養学の勉強をして、アドバイザーの講師資格もとり、自分のケアを始めました。


腸内環境を整えるのにも役立つ、キムチづくりを学べるレッスンを開催することも

一年たって感じる大きな変化はまずアレルギー症状がなくなったこと。
毎年花粉症もすごかったし、季節の変わり目やストレスが溜まると蕁麻疹がよく出ていたのですが、そういった症状がまったくなくなって。
あとは便秘や下痢などの症状もほとんどなくなり、それとともに気分が落ち込むということが、減りました。ひどかった生理痛も緩和されました。

腸は「第二の脳」なんてよく言いますけど、本当にそうなんだなと実感しました。
腸内環境を悪くするライフスタイルって、食事とか運動不足や冷えとかいろいろあるとは思うんですけど、何よりも影響してしまうのがストレスを溜めることと、自分に噓をつくことだと思っていて。
ストレスって善玉菌を減らしてしまうんですよね。そしてその結果、腸内環境のバランスが悪くなると幸せホルモン=セロトニンが分泌されづらくなり、よりネガティブになってしまうので悪循環なんです。
だから、やりたいことをやったり自分の気持ちを大切にするってとても大事なことなんだと思います。

例えば街中で、人とすれ違った時にぶつかってしまう時ってあるじゃないですか。そんな時にあからさまに舌打ちしてくる人を見ると、「この人腸内環境悪そうだな〜」なんて思ったりしちゃいます(笑)。人のせいにしがちな人もそうですね。腸内細菌にそれだけ人って支配されちゃうんです。

海に近いこともあって、よく裸足で砂浜を歩いたり、海に足を浸かったりするのですが、それだけで浄化されているようで、ストレスも溜まらない気がします。海でなくても、日々自然を感じたり、裸足になることってすごく大事だと思います。特別なことをしなくても、まずはそんなことを意識的に始めるだけでも効果的だと思います。




自分の身体を見直すことで手に入れたハッピーライフ
遺伝子を調べることは、自分がどういう性格かがわかるところも面白いんです。
例えば忍耐強いのか、ストレスに弱いのか、アドレナリンを出しすぎ注意かどうか、筋トレが向いているのか有酸素運動が向いているのかどうか…など。
太りやすいとか、アルコールを分解しやすいかどうか、というのもわかります。
でも、アルコール分解がしづらい体質だからってまるっきり我慢する必要もないと思うんです。お菓子も食べたいし、お酒だって楽しく飲みたいですよね
そんな時は楽しい、心地よい方を選べばいいと思うんです。
ただその後どうケアすればいいかとか、どれくらいが限度なのかがわかるだけでも良いですよね。



わざわざ調べなくても、自分の感覚でわかるという人はそれでもいいと思うんです。
でも私の場合は知ることができたことで、自分のブレない軸ができて、人と比べることがなくなりました。なので、自分が何をしたいかわからないとか、迷っている人はぜひ一度、調べてみてください。特にDNAは一生変わらないものなので、100年時代といわれる現代、この先より豊かに過ごせると思います。


解析キット

化学の進歩を使って自分を知り、(合う合わないはありますが)味噌汁や納豆、ぬか漬けなどの発酵食品を食べたり、昔の知恵を取り入れればいいなじゃないかな。そんな今と昔の融合ができたら素晴らしいことだなと思っています。

私は病気をきっかけに栄養学と出会い、ケアできたことで今ではとても元気でハッピーな生活を送れていますが、病気になる前にちゃんとケアできることが理想ですよね。
なので皆さんにはぜひ、自分の体を知ることでしっかり予防してほしいです。そしてもし体調を崩したとしても、どうすれば改善できるかがわかっているかわかっていないかで、まったく気持ちが違いますよね。

いろいろ試すことも悪くないですが、自分らしく生きるためには自分の身体を知ることもセットなのかなと。
腸内環境とDNAを調べられる解析キットは、申し込むと2カ月ほどで結果が出ます。それをもとに私がアドバイスさせていただいていますので、興味がある方は、HPをチェックしてみてください!みなさんの毎日がより楽しく、健やかに過ごせることを願っています。

体調を崩したことをきっかけに、自分と向き合い、日常の中でケアする大切さに気づいた平島さん。でも、不調や辛い症状が現れる前にケアすることで、いつでも心身ともに健やかでいられることが一番ですよね。
今年は新型コロナウイルスにより、自分の身体を改めて見直した方も多いのではないでしょうか。
ビープルではこれからも、皆さんが自分自身を愛でたりセルフケアすることで、豊かなライフスタイルを送れるよう、サポートしていけたらと考えています。


平島 多佳子(Instagram:@taka_92
大学卒業後、ミスユニバースジャパン静岡大会に出場し、ファイナリストに選ばれる。その後モデルやレポーターなどの仕事を経て、地元静岡を離れ神奈川県湘南へ移住。外食産業に就職するが体調を崩し退職。心身ともに癒しを与えてくれた自然の力や、心と身体の健康を追求するべく、StFlair DNA栄養学®と StFlair腸栄養学®を学び講師資格を取得。モデル業もつづけながら、栄養学アドバイザーとして活動中。

Text by 平島 多佳子