2020/08/01

REMEDY

冬だけじゃない!生姜パワーで暑い夏を乗り切ろう

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漢方の生薬としても使われることの多い生姜は、日本で長い間親しまれてきた食材のひとつ。生姜にはさまざまな効能があり、実は夏と冬で生姜の使い方も変わってくるんです。上手に活用して、健康な身体を手に入れましょう!

夏に効果的な生姜のとり方とは?

生姜といえば体を温めてくれる代表的な食材として知られていますよね。寒い日や風邪をひいた日に生姜を取り入れるイメージですが、実は夏でも積極的に摂取しておきたい効能を持つんです。

生姜には、「ジンゲロール」と「ショウガオール」という2種類の成分が含まれています。
生の生姜は、発汗を促すジンゲロールが豊富に含まれています。発汗させて余分な熱を取ってくれることから、夏バテ防止に効果的といわれています。
また新陳代謝を促す作用もあるため、デトックス効果、むくみ解消にもぴったり。ほかにもジンゲロールには、免疫細胞の活性化や血流促進、殺菌作用などうれしい効果がたくさん。

夏なら冷奴やそうめんの薬味におろししょうがを合わせても◎。胃腸の消化、吸収を高めて、さらに生姜の香りは食欲も増進させてくれる効果もあるので、「夏バテで食が進まない」なんてときにぜひ取り入れてみて!

反対に生姜を加熱したり干したりすると、身体を温める成分であるショウガオールという物質が増えます。なので、生の生姜は発汗作用やデトックス作用があるので夏向き、調理した生姜は体温を上げてくれるので冬向き、というわけです。

ただ、夏でもクーラーで身体が冷えたり、冷たい飲み物を多く飲みがち。そのため外は暑くても体内や手足が冷えたままの女性は多いはず。身体を温めたいときは蒸し生姜などでショウガオールを摂取するようにするなど、体の状態を見ながら選ぶことが大切です。
また、生姜の成分は刺激が強いため、摂取のしすぎには注意が必要ですよ。

上手に取り入れながら、生姜の力で年中元気な体を目指しましょう。


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(参考文献:石原結實 実践版生姜力)
(参考サイト:サプリ

Text by Sono Hirose