2020/06/23

ORGANIC DICTIONARY

ヨーロッパでは古くから親しまれている「エルボリステリア」とは?

今回は、日本ではまだまだなじみがないものの、最近耳にすることも増えてきた「エルボリステリア」について解説します。

エルボリステリアとは、植物療法の薬局のこと。
身体の不調を感じるけど、病院に行くほどでもない…ということってありますよね。そんな時にヨーロッパの人々は、私たちがドラッグストアや漢方薬局に相談しに行くような感覚でエルボリステリアを訪れます。
世界最古のハーブ薬局はイタリア・フィレンツェにあり、約400年以上も続いているそうです。また、パリにも古くからあるエルボリステリアがいくつも存在します。
豊富な知識を持つ薬剤師によるカウンセリングとともに、個人に合ったハーブやチンキ、アロマなどを提案してくれます。

日本ではまだ馴染みがないですが、ビープルでもおなじみの森田敦子さん監修による「コスメキッチンエルボリステリア」として、日本人向けにアレンジしたコーナーを展開しています。
植物(自然)療法のいいところは、身体にやさしく人が本来もっている自然治癒力を高めてくれる効果があること。そして、エルボリステリアなら薬剤師が丁寧にカウンセリングし、個人個人に合わせてその場で調合してくれたりハーブを選んでくれるので、より安心ですね。
ヨーロッパでは古くから「生活の薬箱」として親しまれているエルボリステリア。それだけ植物や自然の力が健康や美容に効果的という概念が根付いており、医療に近い存在なのでしょう。

みなさんも不調を感じた時や、気分がすぐれない時など、その時に応じたさまざまなシーンでこの植物療法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

Text by Sono Hirose

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