自然の力で身体を整えたい私たちにとってマヌカハニーはとても心強い味方。今回ははちみつマイスター協会の河村千影さんにその魅力を解説していただきます！

なんだか調子が悪いな、元気が出ないなと感じたら、マヌカハニーを食べてゆっくり眠るのがオススメ。とてもシンプルな健康法ですが、自然の力で身体を整えたい私たちにとって、マヌカハニーはとても心強い味方です。すでに愛用している方も、初めてのマヌカハニーを探している方も、ビープルには自信を持っておすすめしたいマヌカハニーがたくさん揃っています。さぁ、マヌカハニーの魅力を解説しながら、実際に河村さんはどのように取り入れているのか、お話ししていただきましたよ！


様ざまな健康効果で話題となっているマヌカハニーですが、そもそもマヌカハニーとは何なのか、皆さんご存知でしょうか。まずは…

――マヌカハニーの歴史を教えて！
「マヌカハニーの蜜源であるマヌカの木は、ニュージーランドの先住民族マオリ族が薬木として用いたり、またその生命力の強さを崇めてきました。まだ記憶に新しい方も多いと思いますが、2019年に開催したラグビーW杯でニュージーランドのオールブラックスが試合の前に士気を高めるため披露した『ハカ』は、戦士部族のマオリ族の伝統儀式です。マヌカの木はとても固く丈夫なため、槍など道具にするのにも重宝されていました。
マヌカはニュージーランドに古来から自生するフトモモ科の低木で、初夏の11月中旬から12月に開花して梅のような小さな花を咲かせます。この期間に西洋ミツバチが集中してマヌカの花の蜜を集めるんです。いわば地域限定の希少性はちみつと言えるでしょう。
ニュージーランドの養蜂の歴史はまだ浅く、19世紀にヨーロッパから西洋ミツバチが運ばれたのが始まりでした。1980年代に入りマヌカハニーの作用に注目が注がれ、研究が盛んになったことがきっかけで、世界的に有名なはちみつになりました。（参考文献：『ニュージーランドの神秘のハチミツ マヌカ・ストーリー』峯下麻利 著　アールズ出版）」


マヌカハニーを選ぶとき、価格にばらつきがあることに気づいた方も多いのでは？またラベルには数値が記載されていて、どんな違いがあるのか…と気になっている方もいるはず！その数値には必ず、「UMF」や「MGO」という記載があります。

――「UMF」と「MGO」について、詳しく教えて！
「マヌカハニーのラベルを見てまず皆さんが何を買ったらよいのか迷うところに数値の表示がありますね。
UMFとは、ユニークマヌカファクターの略語。マヌカハニーの化学的な研究が始まった頃、ニュージーランドのワイカト大学ピーター・モラン教授が、マヌカ独特のユニークな要因成分をフェノール消毒液の殺菌濃度と置き換え、マヌカハニー1kg中に殺菌濃度5％を含有の場合UMF5＋と数値を表示しました。
MGOとは、メチルグリオキサールの略語。科学的な研究が進み、マヌカハニー独特のユニークな成分が食物メチルグリオキサールだとドイツの食品化学研究者トーマス・ヘンレ教授が発見しました。こちらはマヌカヘルス社が商標登録をしている表示です。マヌカハニー1kg中にメチルグリオキサール100g含有の場合、MGO100＋と数値を表示しています。
つまり、UMF5＋とMGO100＋はほぼ同等値となります。数値の高いもののほうが値段も高くなります。」


マヌカハニーを使ったレシピは以前紹介しましたが、日常生活の中にどのように取り入れたら良いものか…毎日の習慣にするのは大変！

――河村さんはどのようにマヌカハニーを取り入れている？
「私は就寝前に口腔ケアと喉の保湿にスプーンひとさじのマヌカハニーMGO400＋をゆっくりと口の中で溶かし飲むことを習慣にしています。もちろん他にも気をつけていることはありますが、ここ数年は風邪をひいていないんですよ！」

――オススメの取り入れ方は？
「ずっと気になっていたけれど初めて食べるという方は、UMF5＋やMGO100＋小さじ一杯のマヌカハニーをまず一ヶ月習慣にしてみて、自身の体調の変化をメモしておくのも良いです。棚に置きっぱなしで数年が経ち…という方は、はちみつは80％が糖分なので腐ることはないのですが、風味は劣化していて食べるのに抵抗あるわと感じるようならバスタイムのフェイスパックにしてみても！毛穴がキレイになりますよ。」


今こそ！お家時間に自分と向き合い、セルフケアをしっかりと行うことで健康な体に近づくはず。マヌカハニーはその強い味方になってくれます。日々のルーティンに取り入れてみては？

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河村 千影　
一般社団法人 日本はちみつマイスター協会副理事長/代表講師
はちみつ料理研究家、漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー。はちみつと薬膳を掛け合わせた料理教室を主宰している。