2020/03/03

INTERVIEW

田辺莉咲子さん独占インタビュー|今、私が追い求める道

Photo by Azusa Hasegawa


――昨年はテレビ番組にも出演されていましたが、仕事に対する姿勢など、変わったことはありますか?
「そうですね。仕事の姿勢も変わったし、プライベートも気楽に、楽しくなりました。私は、ちょっと嫌なことがあったら、無理してでも全部プラスに変えるタイプの人間だったんです。仕事は求められている以上のことをやらないといけないって思っていたし、全てを100%でやっていました。でも自分のキャパを理解していなかったので、突然崩れることもあったんです。お金をいただいている分、なんとかしてあげなきゃっていう気持ちだったのですが、頑張りすぎて笑顔を忘れてしまったり。もう少しラフに、友達のような感覚でやっていった方が生徒さんもハッピーに楽しんでくれます。楽しくしようと頑張っていたのが、頑張りすぎないことによってより楽しくなった感じです。
あとは自分の気持ちを忘れずに、でも相手に寄り添うことって大事だと思うようになった。トレーニングでいうと、“スクワット”っていう単語を知らない人に対してスクワットという単語で説明しても理解してもらえないじゃないですか。だから『椅子に座るような動き』って言い方を変えながらも、自分が伝えたいことはしっかり伝えるのが大事だと思ったんです。今まではそのままスクワットという相手に理解してもらえない単語で説明するか、正解じゃないのに『そうだね、正解』って何も言えなくなるか、どっちかだったんです。でもその中間を取っていくことが大事だと思うようになりました。」



――莉咲子さんの話を伺っていると、全てにおいて “ハッピー” がテーマのようですね。
「すごく印象に残っているスヌーピーの言葉があって、ニュアンスだけ伝えて良いですか?『悪口言ってる暇はないんだよね。僕は好きな人を大好きでいるために忙しいから(*)』みたいなこと。そのとおりだなって。私はいつも家族に恩返しをしたいと思っているけど、なかなか返せない。今年こそ返し切ろうと思ってるのに…もちろん返しきるなんてできないんだけど。そういうつもりで友だちとも関わっています。例えばちょっとした嫌なことをしてきた人に私がハッピーで返したら、もしかしたら私の大事な人と関わったときにハッピーで返してくれるかもって。それってもっと大きい規模で言うと世界全体がどんどんハッピーになるって思うんです。私はそういう人であろうって思っています。」
*I don’t have time to worry about who doesn’t like me.I’m too busy loving the people who love me.

――「家族への恩」とは、どんなことがあって感じているのですか?
「両親は仕事で家にあまりいなかったんです。すごく忙しくしているのに、私に毎日違うおもちゃで遊ばせてくれたり、折り紙を一緒にやっていたり…返しきれないけど、“返したい気持ちで生きていきたい” と思いました。正直、『家族が大好きなんで』って言ってる人って、その人が素晴らしい心というよりかは、困っていたときに助けてあげられなかった人なんじゃないかと思う。それまでにいろんなものをもらって、その恩返しの気持ちがあるからこそ、生まれる気持ちなのだと。」



――最近は恩返ししましたか?
「毎日電話したり、金銭面での恩返しはありますが、二日前くらいに防災グッズを送りました(笑)。あ、あと私が東京にいて何をしているのか分からないと言っていたけど、テレビに出させてもらって、仕事しているところも、そうでないところも含めて、『生きているのを見れるのが嬉しかった』って言われました。これも恩返しだなって。だからもっと表に出て見せていきたいです。」

――今は一人暮らしですか?オフはどんな過ごし方をしているのでしょう。
「一人暮らしです。仕事あるなしに関わらず、自炊はしていますね。体を作るためにヘルシーなものを作ってはいるけど、極端に頑張りすぎないようにしています。体も心も一緒。心が乱れていると体に出るので。例えばシュウマイを食べたいと思ったら、皮をキャベツにして、食べたいものを食べる満足感は失わずに、できるところだけヘルシーにしています。楽しかったなっていうくらいの運動と、美味しかったなっていう食事が大事!」

――スポーツ以外の趣味はありますか?
「うーーん。けん玉はスポーツですよね?」

――スポーツですか(笑)?
「私はスクワットだと思っているからな(笑)。けん玉は楽しく筋トレできる!趣味…けん玉、パルクール、ヨガ、スケボー、サーフィン、卓球、ボーリング、BMX…スポーツばっかりですね。あ、最近環境問題や動物愛護には興味があり、そういうことを調べたり、話を聞きに行ったり、そういうことを意識した商品を買いに行ったりはしていますね。」

――そういう問題に触れたきっかけは何かあったのですか?
「パグを飼っているんですが、当時は何も知らずにペットショップで買ってしまったんです。その後、ペットショップで売られている犬の親犬たちの問題を知り、この子(飼っているパグ)の親がもしそんな生活を送っているとしたら、何か私にできることはないかなって考えて。それがきっかけですね。」

――今後思い描いていることはありますか?
「人に勇気を与えられるような仕事をしていきたいです。はっきりとはまだ分かりませんが、先ほど言った環境問題や動物愛護の活動や、これまでは寄付くらいしかできなかったけど、現地に行ってボランティア活動をしたり…そこでトレーニングやスポーツの楽しさを伝えるような活動もしていきたいです。」

インタビュー中、一つ一つの問いかけに、私たちの目を見ながら丁寧に、時にこちらを気遣いながら、とても楽しそうに答えてくれた。
トレーナーとして教えることをしながらも、学びの姿勢を忘れない。常にまわりのハッピーを気にかけながら、自ら体を張って頑張る姿が、きっと多くの女性の“共感”を呼んでいるのだろう。まだ22歳という若さだが、経験にスピード感があり、とてもたくましく頭の良い女性だ。彼女の存在が、これからも多くの人の励みとなり、世界をハッピーに導いてくれることだろう。

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田辺 莉咲子(Instagram:risako_tanabe
アーティストやモデルなどを指導する現役フィットネストレーナー。
2019年は「名古屋ウィメンズマラソン」オープニングワークアウトコーチを務めるなど活動する傍ら、パルクールプレーヤーとしても活動中。
また、フジテレビ/Netflix「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」にも出演し、人気を集める。

Text by Sahoko Seki, Photo by Azusa Hasegawa

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