BIOHOTELとは?
世界で唯一、ゲストの健康と環境配慮に関する厳しい基準を規約とするホテル(宿泊施設)が「BIO HOTEL」です。
オーストリア・チロル地方に本部を置くビオホテル協会(Die BIO HOTELS)により認定され、ドイツ、オーストリアを中心とするヨーロッパ7カ国に現在約100軒。最も先進的なサステナブルホテルとして急激にその存在感が高まっています。
BIO HOTELでは、食べ物、飲みもの、シャンプー、石けん等のコスメは全てオーガニック認証のものを提供し、CO2排出量の制限や100%再生可能エネルギー利用が義務付けられ、さらにはベッドリネンや内装材もオーガニックまたは自然素材であることや、電磁波対策、無料のエクササイズプログラムの設定が望まれています。
日本におけるBIO HOTEL認定は、現在の日本の状況に合わせてローカライズした基準で運用され(詳細は
biohotels.jp)、現在3軒の宿がBIO HOTELS JAPANにより認定されています。
また、日本における活動では、BIO HOTELの普及が望まれる社会・文化づくりのための"特別なライフスタイル体験”を提供することをミッションとしています。
心地よさの価値観を変える新しいツーリズム&ライフスタイルを是非体験してください。
☆八寿恵荘☆〒399-8604 長野県北安曇郡池田町広津4098
tel 0261-62-9119
全8室:和室7室、洋室1室(バリアフリー対応)
各室定員:大人1~5名
yasuesou.com 北アルプスの山々と豊かな自然に囲まれた「カミツレの里」に佇む「八寿恵荘」は、
国産カモミールにこだわったスキンケア製品「華密恋」を展開するライフスタイルブランド「カミツレ研究所」が手掛ける宿。
2015年春にリニューアルし、日本初のビオホテルに認定された館内は、地元・池田町のアカマツや長野県のスギなどの木材がふんだんに使われ、木の香りとぬくもりがひろがる。肌にふれるバスタオルや、枕や布団などの寝具も自然素材にこだわり、オーガニックコットンを使用。宿を囲む約8000坪のカモミール畑では、5月末から6月にかけて、一面がカモミールの花でいっぱいに。週末には五感をとぎすませて、自然に寄り添う心地良さを楽しんで!
↑華密恋の湯
カモミールから抽出したカミツレエキスをたっぷり入れた「華密恋の湯」。豊かに香るお湯に包まれながら、窓の外に広がる大自然を眺めての入浴は、心もからだも芯からやわらぎ、日常から解き放たれる至福のひとときに。シャンプーやボディソープ、フェイスケアなど「華密恋」製品のすべてを自由に使えるのも魅力。
↑食事
宿の近くにある自社農園で、農薬を使わずに有機肥料で育てた野菜を中心に、オーガニック認証基準をクリアした肉・魚など、厳選された食材を使用した食事です。からだが喜ぶ素材をたっぷり使ったメニューは素朴で安心。ご飯は薪と羽釜でかまど炊き。炊飯体験をすることもできるそう!料理にもカモミールはいかされ、コロッケやデザートなどに。
☆おとぎの宿 米屋☆
〒962-0043 福島県須賀川市岩渕字笠木168-2
tel 0248-62-7200
全23室
e-yoneya.com 2016年4月に、温泉旅館では日本初となるビオホテル認証を取得。自然豊かな里山の風景を眺めながら辿り着くのは、小高い丘の上に佇む「おとぎの宿 米屋」。“ひと粒の米”を大切にする米商の原点に立ち還り、人々の心が豊かになる宿を目指した宿です。四季折々の自然と湧く温泉、鳥のさえずりや香り立つ花々、そして五感で味わう旬の食材が魅力。
↑露天風呂「月」
「化粧水がいらないほどのなめらかさ」と称される泉質の温泉。「米屋」の源泉は、アルカリ性単純温泉。シャンプーやボディソープ、アメニティなど「ナオベイ」というスペインのオーガニック・ナチュラルコスメを採用しています。ゆったり入浴できる大浴場をはじめ、全客室の風呂も湧きたて100%源泉かけ流しです。
↑食事
まるでおとぎ話の紙芝居のように旬の味を物語る、野菜・果物は無肥料無農薬自然栽培・有機栽培を中心に、肉・卵は無農薬・無添加の餌で育てられた牛や鶏のもの、天然の魚介類、さらに調味料は無添加(天然調味料)を使用。五感で旬を堪能する安心・安全な会席料理です。
*BIOPLE JOURNAL 2017 autumn 掲載記事